服飾大学、服飾の専門学校、どちらに進学するか迷っている学生や、社会人の方におすすめの記事です
10代の頃、私は服のデザイン画を描くのが好きで、将来は服飾デザイナーになりたいと思っていました。
そして高校卒業後、新宿にある「文化女子大学」(現在の文化学園大学)に進学しました。
4年間服作りを学びましたが、結果的に私は服作りを身に着ける事ができず、大学を卒業しました(^_^;)(卒業後も、アパレル販売員の仕事に付きましたが、すぐ辞めた)
「デザイナーになりたい」と思い、服飾大学に進学したにも関わらず、なぜ服作りが身に付かなかったのか、というと
( ゚∀゚)・∵
今回は
服のデザインを学びたい
将来はデザイナーになりたい
スタイリストや、服に関する仕事に付きたい
と思っている方に
服飾大学、服飾の専門学校、どちらに進学するのがおすすめか?
タイプ別おすすめ進学先など、服飾大学出身の私の考えを書いていきたいと思います。
服飾大学と服飾の専門学校、進学先はどちらがおすすめか
タイプ別おすすめ進学先(大学か、専門学校か)
Contents
大学or専門学校 どちらに進むのがおすすめ?
結論から言うと
「服作りだけを学びたい」人は、専門学校へ
「服作り以外のプラス・アルファも学びたい」人は、大学へ
です!
私が通っていた文化女子大学は、文化服装学院という超有名な服飾の専門学校と併設されていたので、「同じ服飾の勉強しているのに、大学と専門学校って結構ちがうんだな」と感じたのを覚えています。
当時私が感じた文化女子大学(現文化学園大学)と文化服装学院の違いを表にしました
(※私個人の見解&専門学校の情報は友達ヅテに入手、後は外側から見た印象w)
[jin_icon_info color=”#e9546b” size=”18px”]文化女子大学と文化服装学院の違い
文化女子大学 | 文化服装学院 | |
---|---|---|
授業について | 服作り以外に、服装史、語学、被服科学、文化学、スポーツ演習、その他色々な科目を学ぶ必要がある。 | 服作りの授業中心、その他心理学、被服科学などもあるが、学ぶ科目が多すぎない |
通う人 | お洒落な人〜普通の大学生の割合がハーフ&ハーフ | ぶっ飛んでる人〜普通にお洒落な人の割合がハーフ&ハーフ |
技術レベル | 一年生は裁縫初心者の人もいた(私より出来ない人はいなかったかも。。) | 一年生からレベル違う(作品展示などを見て) |
文化祭のファッションショーへの気合 | ファッションショー部のみが盛り上がる | 生徒全員が盛り上がっていた印象 |
学生充実レベル | 服作りと普通科目の課題がダブルパンチ、課題多すぎ | 学食や学校外でキラキラして見えた(隣の芝生は青いのか?!) |
ざっくりした内容ですが、こんな感じだったのを覚えています。
_(._.)_ 私が在学していたのは、10年ほど前なので、現在の環境、授業などは変わっているかと思います。
文化女子大学は当時女子大でしたが、2012年より「文化学園大学」に名称が変わり、男女共学になっています。
大学と専門学校、どちらも服作りの授業がメインですが、専門学校に比べて、大学は服作り以外に取る科目が多すぎる気がします。それゆえ、課題が多かった。。
服飾大学で出される課題は多い
私が進学した学部は「服装学部 服装造形学科」で、3年時にファッションクリエイティブコースに進みました。
大学時代はとにかくひたすら課題をやっていた記憶があります。
大学の課題例)ワンピースを作る課題+デッサン画+フランス語のテスト勉強+被服科学の実験レポート+浴衣制作 など
課題が重なる時は、上記のような状態も有りえます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
私がキツかった課題の時期はスーツ制作と、浴衣制作が重なっていた時です。
洋裁と和裁は、使う道具も違うし、浴衣は手縫いだしで、裁縫が苦手な私は本当大変でした(*_*;
皆が課題が苦しんでいる中でも
しっかり課題をこなせている人は、
最初からある程度の洋裁の技術がある人(なおかつ頭も良く、要領が良い印象)でしたね。
私の友人が⇧のタイプで、ノートを写させてもらったり、わからないことは教えてくれたり、とても助かった記憶があります。(出来る友達がいると助けてもらえるので、友達もできたら作っておくとよい)
タイプ別おすすめ進学先(服飾大学or服飾専門学校)
A、B、2種類のタイプ別におすすめの進学先を書いていきます(ΦωΦ)
自分は服作り以外は眼中にない
ガチで服を学びたい人と切磋琢磨しながら学園生活を送りたい
センスがぶっ飛んでる人と友だちになりたい
というAタイプは
迷わず服飾の専門学校へ行くことをおすすめ!
服作りもしたいけど、語学や、歴史、他の科目にも興味があり、幅広く勉強したい
繊維科学や、服飾の歴史、マーケティングなどを学び、より深く専門的な勉強がしたい。
先生になるための勉強がしたい(服飾の学校や家庭科目の先生など)
というBタイプは
服飾大学への進学がおすすめです。
最終的には、自分が納得できる学校へ
服飾大学の辛かった思い出話ばかりしてしまいましたが、そこでしか出来ない経験、勉強もたくさんできたので、大学で過ごした日々は大切な宝物です。
技術は身につけられませんでしたが、そこで経験したこと、知識は今でも役立っています。(服の部位の名称がわかる、洗濯表示に詳しい、ミシンが一応使えるw、など)
大学に進学するか、専門学校にするか、迷っているそこのあなた
色々な学校の資料請求もいいですが、一番の判断材料は、現地の学校を見学に行くことです。
現場の雰囲気、カリキュラムなども確認して、本当に自分がここで頑張れるか、自分の納得の行くまで考えてください。
大学という場所は、高校とは違い、先生のサポートなど殆どありません。
自分で全ての科目を理解出来る力が必要な場所です。そのため、出来ない人は人一倍努力しないとついていけません。
私は大学時代、そのことを身に沁みて感じました。
【まとめ】大学も専門学校もそれぞれの良さがある
服作りの勉強に集中したい人
ガチで服が好き、デザインを学びたい人
高い志を持つ仲間に出会いたい人
服作り以外にも幅広い分野を学びたい人(歴史や、科学、語学など)
学校の先生になりたい人(服飾学校or家庭科目)
たくさんの課題をこなせるバイタリティのある人
学校選びは大変だと思いますが、資料や現地見学、先輩の口コミなど、様々な視点から「自分に合う学校か」見極めてくださいね。
それではまた(ΦωΦ)